口臭口臭 歯周病治療 診療案内 | 桐生市 広沢町 歯科 下山歯科医院

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口臭治療
昔は、口臭の原因が歯周病といわれてきましたが、口臭には、いろいろなパターンがある事が解ってきました。まず、歯周病などで臭う人は、他人が気がついても自分では解らない場合が多いのです。これを、他臭症といいます。また、自分で口臭がかなり気になる人は、まわりの人が気ずかない場合が多いのです。この様に、自分だけが口臭が気になる人の口臭を測定すると、口臭が無い場合があります。これを自臭症といいます。
 また、口臭を原因別に別けると、病的口臭、外因的口臭、生理的口臭に別れます。口臭の原因を調べ、自臭症か、他臭症かに、わけて診断して治療していかなくては、なりません。

口臭の原因別分類



病的口臭
病的口臭の代表格は、何といっても歯周病です。ほかにも、大きな虫歯があったり高齢者で唾液の自浄性が弱くなると舌苔がたまり口臭がします。この様な口臭を口腔内疾患由来の口臭といいます。
 また、肝臓疾患や、糖尿病、鼻疾患などでも口臭がします。この様な口臭を口腔外疾患由来の口臭といいます。

外因的口臭
外因的口臭とは、お酒、タバコ、にんにく、カレー、ウコンなど嗜好品や食べ物由来の口臭です。これにより発生する口臭は、ほとんどの人が理解しているため、あまり、治療の対象となりません。

生理的口臭
口臭で、悩んでいる人の7割位がこの生理的口臭だと言われています。生理的口臭とは、だれもが持っている口臭で、その人の生活バランスや生活スタイルによって大きく変化します。
 生理的口臭の最も特徴的な事は、1日の中で口臭が変化することです。起床時に最も強く、空腹時にも臭います。また、ストレスを感じるとこの口臭は、強くなります。したがって、口臭が気になり、他人と話をする時に、自分の口臭がきずかれないか気になって会話をすると、それがストレスとなり口臭が強くなるわけです。
 また、口呼吸をしている人もこの生理的口臭を増強します。同じ様に、いびきをかく人も、起床時にこの口臭が増強します。
 最近、口臭には舌磨きがよいとさかんに宣伝されているため、よく舌磨きをする人がいますが、舌苔が多く付着している舌には、有効ですが健康な舌にこれを行いますと、舌粘膜が剥がれ落ちかえって口臭の原因となってしまいます。

他臭症か自臭症か!


他臭症
他臭症とは、その名のとうり他人が感じる口臭の事です。この症状をもつ多くの人は、お父さんの口が臭いなどと、家族など他人から相談を受ける場合が殆どです。本人は、殆ど気が付いていない場合が殆どです。
 この様な口臭は、殆どが病的口臭に由来します。病的口臭は持続的口臭なため、本人には臭わないのです。これは、よく、臭く臭う部屋や、場所に入ると初めは臭いを感じますが、時間の経過と共に段々臭わなくなります。これは嗅覚細胞がその臭いに対して麻痺してしまうからです。歯周病などの病的口臭は、これと同じ様な作用で、自分では臭わないのです。多くの歯科医が、治療中歯周病で感じる臭いは、治療されている患者さんには、自覚症状が無い場合が多いのです。

自臭症
自臭症とは、自分で口臭が気になる症状がある人の事です。この様な人の口臭に対する話を聞くと、その殆どが最近臭いが気になり始めたとか、どんな時に臭うとか、常に1日中臭っていないことに気ずきます。臭いが1日の内で変化したり、経時的に変化しています。この様に自臭症を感じる殆どの人は、口臭が強くなったり弱くなったり変化する生理的口臭が原因の場合が、多いようです。
 自臭症で悩んでいる患者さんは、相談に来る時には、よく歯ブラシをした後に来院される場合が多く、口臭測定をすると、口臭が無い場合があります。これを、患者さんに気のせいだと対応するのではなく、生理的口臭と原因が解ったならば、それに対する治療が必要になります。

口臭の診断と治療


まず、口臭で悩んでいる患者さんに、口臭についての質問表を記入してもらいます。その後、口臭測定を行います。まず、官能測定を口腔内気と呼気に別けて行います。次に簡易口臭測定器を使い機械的測定を行います。そして、診断用フローチャートに照らし合わせて診断していきます。

 病的口臭と診断されたら、原因疾患の治療を進めていきます。生理的口臭と診断されたなら、なにが、原因の生理的口臭なのかさらに調べ、生活スタイルの改善を指導したり、色々な口臭治療グッツをためしてもらいます。しかし、生理的口臭の治療は、かなり難しい場合も多く、改善されない場合は、専門医を紹介します。