審美歯科
最近は、患者さんの審美性に対するニーズが高まってきています。保険でも前歯は白い歯が入りますが、どうしても入れてから時間がたつと、変色してしまいます。入れた時の色調を保つには、ポーセレン(セラミック)を使った自費の被せ物になってしまいます。
ポーセレンの被せ物もメタルにポーセレンを焼き付けたMBクラウンや、最近はポーセレンの強度が増したためエンプレスや、CADCAMによりコンピューターで製作したプロセラなどのオールセラミックの被せ物もあります。
下の写真は、右上の真ん中より2本の歯(11、12)を、オールセラミックのプロセラで被せた症例です。オールセラミックなので、被せ物と歯肉の境目も綺麗に仕上がります。また、色調も透明感があり、もちろん変色もしません。
ただし、咬み合せの悪く被せ物にかなり負担のかかる症例には、あまり向いていません。それは、かなり強度を増したとはいえ、セラミックはメタルほどの強度はないからです。例えば、一番奥の奥歯に使用すると、おそらく割れてしまうでしょう。