症例1
症例1は、平成7年7月に来院された、当時42歳の女性の患者さんです。主訴は、左下の親知らずが痛くて咬めないとのことでした。歯周基本検査を行うと半分以上の歯が、動揺していて歯肉はかなり腫れている所謂、浮腫性の歯周炎の状態でした。その当時の初診のレントゲンが、左上のレントゲンです。左下の親知らずは、保存不可能と考えて抜歯しました。その歯以外は仮固定をして歯周治療を行いました。当時はCO2レーザーもなく、今の様な歯周治療のシステムも無かったため、全ての歯に歯周外科処置を施しました。その後永久固定を装着して平成10年1月に、全ての治療が終了しました。終了後のレントゲンが右上のレントゲンです。その後、半年に一度の定期健診で歯周治療を、続けて来てもらっています。今までに1本も歯は、抜けていませんし、1本もかぶせ治してもいません。歯周治療のみで約10年経過した症例です。下の3枚の写真は、平成17年5月に撮った写真です。